自由民権記念館

高知市が平成元年（1989）に実施した市政百周年記念事業の一つとして建設したもので、平成2（1990）年4月にオープンした。その外観は、「自由のともしび」をいただく4基の塔を連ねた形になっており、内部は1階が展示室・ホール・図書館、2階は自由民権関係資料の展示室・映写室などとなっている。

「自由は土佐の山間より出づ」といわれ、近代日本の政治史に大きな役割を果たした土佐の自由民権運動の歩みや、活動した人々が写真・文献・諷刺画・模型・映像などによって紹介されている。また板垣が明治15（1882）年4月、岐阜で暴漢に襲われたときの短刀なども展示されている。常設展のほか、随時企画展も開かれている。

「自由は土佐の山間より」といわれるように，高知は自由民権運動発祥の地で，植木枝盛や中江兆民，板垣退助ら多くの自由民権運動家を輩出しています。土佐の自由民権運動は，全国へと広がり日本で最初の国民的な民主主義運動になりました。この記念館では，それらの自由民権運動のあゆみを紹介しています。また，板垣退助が襲われたときの短刀や自由万歳と書かれた大徳利など，貴重な資料も展示されています。

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